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2015-07-26

オリジナルブレンドコーヒーを作ってみよう

コーヒーを家で楽しむとき、なかなか自分の好みに合う豆に出会わないなと感じているならば、いっそのこと、ご自分でオリジナルブレンドを作られてみてはいかがでしょうか。もちろんすぐに好みの味ができるとは限りませんが、配合による味の変化や豆の特徴など、オリジナルブレンドを見出すまでの過程も楽しいものです。

シングルオリジンやストレートコーヒーが豆の持つ鮮明な風味特性を楽しむのに対して、ブレンドコーヒーは豆を合わせることで味わえる深みや柔らかな口当たりを楽しめるのが魅力です。

珈琲

 

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好みの味を把握する

苦味があるのがいいか、酸味を効かせたほうがいいのか、スッキリした口当たりか、コクのある後味か。目標とする味を決めてから使うコーヒー豆を選びましょう。店でお客様にお出しする場合は、マイルドで飲みやすい万人向けのブレンドにしますが、自分が楽しむオリジナルブレンドなら自由に考えて好きなように組み合わせができます。

 

配合に使う豆の種類は2~3種類程度です

ブレンドに使用する豆ですが、シングルオリジンのスペシャルティコーヒーは豆自体に強い個性がありますし、価格も高めですから上級者向けです。無理に使うことはありません。最初はストレートコーヒーで十分です。豆を合わせるときは、闇雲に混ぜるのではなく、ベースになる豆を決めて、そこに風味や個性をプラスしていきます。 ストレートコーヒーだけでもかなり種類がありますが、ブレンドコーヒーとして考える場合は、「ベースにする豆」と「個性を付ける豆」に分かれます。

 

主なストレートコーヒー豆の種類と特徴はこんな感じです。

ベースにする豆

ブラジル・・・酸味は控えめで、適度な苦味があり、香りとコクのバランスがとれている豆です。

コロンビア・・さわやかな酸味とほどよいコクがあり、柔らかな味わいのあるマイルドな豆です。 個性をつける豆

キリマンジャロ・・酸味が強く、甘い香りを持っています。

モカ・マタリ・・・果実のような香りと酸味を持つ軽めな味わいです。 グァテマラ・・・・濃厚なコクと甘い香り、上品な酸味があります。 マンデリン・・・・酸味は少なく、ほろ苦さがあり濃厚なコクがあります。

 

この6種類がブレンドコーヒーの基本になる豆です。もちろん、ここにない豆を使ってもOKですよ。深みやコクを追求するあまり、あれもこれもと欲張って組み合わせたくなりますが、使っている種類が多いと配合が複雑になりますし、個性を潰しあって、味がどんどんぼやけていきます。コーヒー店でもブレンドに使う豆は2~3種類です。多くても4種類くらいに抑えてください。

 

ポピュラーな組み合わせは

一番ポピュラーなブレンド   ブラジル50% コロンビア50% 少し軽めで人気のブレンド   ブラジル50% コロンビア30% モカマタリ20%

マイルドでコクのあるブレンド ブラジル30% コロンビア40% グァテマラ30%

苦味とコクのあるブレンド   ブラジル40% コロンビア30% マンデリン30%

キレのあるブレンド      ブラジル30% コロンビア40% キリマンジャロ30%

*この割合は一定ではなく、豆の状態や焙煎具合によって変えます* こんな風に銘柄と数字を並べると難しく感じますが、考え方としては単純です。 ブラジルとコロンビアのブレンド、もしくはどちらか一方の豆にお好きな豆を加えればいいのです。

少し香ばしい苦味が欲しなと感じたら苦味とコクのあるマンデリン。コクと酸味が欲しいならグァテマラを加えてみる。軽くしたいならモカ・マタリなど、足したい味や香りを組み合わせてみてください。

 

酸味はある程度必要です。

ずいぶん前にモカコーヒーが流行りました。物珍しさと、当時はちょっと通っぽく感じた響きから、どこに行ってもモカ、モカ、モカでした。あれで酸味のあるコーヒーが苦手と感じてしまった方も多くいます。今でも「酸味のないコーヒー豆はどれ?」と聞かれることが絶えません。

 

ブレンドするときに、酸味は嫌だからと除外してしまうと風味まで失われて単調な味になりがちです。苦味、甘みに加えて、程よい果実のような酸味もコーヒーには必要です。酸味のある豆を嫌わないであげてください。

 

焙煎の度合いは近いものを選ぶ

焙煎の度合いは8段階に分かれています。上から順に浅煎り~深煎りです。

 

1 ライトロースト(色も香りもうっすら付いている程度)

2 シナモンロースト(シナモン色のごく浅タイプ)

3 ミディアムロースト(アメリカンコーヒーなどに使われます)

4 ハイロースト(マイルドコーヒーで使われます)

5 シティロースト(コクのあるコーヒーで使われます)

6 フルシティロースト(炭火コーヒーなどで使われます)

7 フレンチロースト(カフェオレなどアレンジメニュー向きです)

8 イタリアンロースト(エスプレッソ用です)

販売している豆はハイロースト・シティーロースト・フルシティローストがほとんどです。豆の香りと風味を楽しむにはハイローストまたはシティローストで揃えるか、2種の範囲でブレンドします。香ばしさと苦味を足したいときは、シティーローストとフルシティローストを組み合わせることもあります。異なった焙煎の度合いをブレンドするときはできるだけ前後1段階まで。それ以上度合いが大きいと浅煎りの風味や特徴が深煎りに負けてバランスの悪いものになってしまいます。

 

記録を忘れずに。

ブレンドする度に分量などはちゃんと記録してください。記録しないと堂々巡りのようになってしまいます。何度も試作と試飲を繰り返すことでオリジナルブレンドが見つかります。ぜひ挑戦してみてください。

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