編み物講習に行ってきました。
日本ヴォーグ社の棒針編み講師認定講座の課題を編む前に基本のきを教えてもらおうと、近所の手芸屋さんで行われている編み物講習へ行ってきました。毛糸1個でも買えば3時間講習は無料という親切なシステム。
講習は棒針でもかぎ針でもOKで、生徒が編みたいものを自由に作りながら先生からアドバイスをもらいます。
生徒さんは常連のようで、それぞれ編みかけのバッグや帽子を取り出したので見せていただいたのですが、どの方も習う必要がない上級者レベル。こんな初心者が紛れ込んで申し訳ないと思いながら、表編と裏編みとゴム編みを組み合わせたスヌードを編むことにしました。
飽き性の私が3時間も座っていられるかなとチョット心配していましたが、周りの方の真剣さにつられて黙々と編んでいるうちに無の境地になりチクチクチクチクチクチク
・・・ハッ・・・・違う!教えてほしいことがあったんだ!
危うくこのまま3時間過ごすところだった。
教えて欲しかったのはフランス編みの左手のかけかた。左手はミシンでいうところの糸かけや天秤の役割をします。
テキストに載っていたのは小指で外側から毛糸を取って薬指と中指の内側に通して
一旦毛糸を外に出してから人差し指にかける持ち方。
これが基本的な持ち方なのですが、コレだと左手から毛糸が外れたり編み目が緩くなってしまうんです。もしかしたら私のかけ方が違うのかもしれないとYouTubeで調べたら、小指に1回巻きつけてから通している人がいたので真似て編んでみると
安定はするけれど、今度はきつくなってしまいました。どちらにしても私が未熟だからなんですが、左手がうまくいかないとやりにくくて、これだけは実際に編んでいるところを見たかったのです。よかった、思い出して。
「先生~、今さらなんですが左手の糸のかけ方がわかりません」と言う私に
「あら、やりやすい持ち方でいいのよ」と先生。
プラチナ世代の先輩方は幼いころからお母さんに教えてもらいながら編んでいるため、人それぞれ持ち方に違いがあって、それが編みやすいなら直さないんだそうです。
「ちなみに私の持ち方はね」と教えてもらったのは小指にひと巻きして外に毛糸を出して人差し指にかける持ち方。
これで編んでみたら、あ~ら不思議。とてもやりやすいんです。
もうその後はチクチクチクチクとあっという間の3時間。
スヌードは完成しなかったけれど悩みは解決。それに他の生徒さんから
「少々目が揃わなくても、編み終わったらクシュクシュってしてからスチームアイロンかければ綺麗に目が整っちゃうのよお~~~」
って教わったので気楽に編めるようになりました。そしたら目が揃ってきてる!